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食品工場 きついよ
工場長
気楽に楽しく生きていく
愛妻、二児の父。番犬。
ギター好き。宅建士。2級FP。工場長。
仕事の記事、おふざけ多め。
優しい人たちと仲良くなりたい。

工場でババアのきついセクハラ

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前の会社にいたのは20年程前、バイクパーツの工場でした。

かなり大きい会社で、給料はとても良く、

かつ、当時の社長は学歴を問わないをモットーにしており入社に至りました。

10月に入って、12月にたしか30万のボーナスを貰ったのを憶えてます。

そこでの仕事内容はパーツの組み立て作業。

そこの部署には社員の男4人とおばさん3人

20代の女二人がいました。

私は少し力と体力が必要なポジションで

真冬でも作業の途中からは半袖になる程でした。

そこの部署の7人はそこそこ仲がよく、

休憩中にはお菓子をあげたり貰ったりしていました。

その中にいたおばさんに惚れられてしまいます。当時20才のワタクシ。

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目次

ババアのアプローチ

このおばさんは、化粧は全くしておらず、

短髪で太っていて、背の小さい、当時で50歳位だったと思います。

旦那もいて、息子が二人。18才だったかな?

初めてのプレゼントはタバコ1カートンでした。

遅刻ばかりしていた私が、2週間遅刻をしないで出社した時でした。

さあ、仕事にとりかかるぞ、と作業を始めようとした時、

ねえねえ、これどうぞ、うふふ

とコンビニの袋に入ったタバコ1カートンを

差し出してきました。

私も、目の前にいる先輩も、頭の中が???

になって、

先輩が、冗談で

「付き合ってんの?」

て言ってきて、

そのおばさんが

「2週間遅刻しないで頑張ったから、ね!」

私はビックリして受け取ってしまいました。

その後すぐに悟りました。

ヤッベーババアだなぁ、、と。

先輩も

「何か面白くなってきたな、」

と言って爆笑してました。同感です。

傍から見ればこんなに面白いことあんまり

身近でないですよね。

タバコは返すのも嫌な顔されると思い、

帰りにコンビニのゴミ箱に捨てました。

捨てたことの証人として、

先輩に立ち会ってもらったのを覚えています。

Tシャツちょうだい

あれから数日、例のおばさんはたまに化粧をしてくるようになりました。

若い頃もあまりしたことが無かったのでしょう

塗り絵のようなオバQみたいなメイクになって、他部署でも話題になり始めていました。

しかも今まで話をしたことがない他部署の課長が私の隣に来て、

大変だなぁ、、と、言ってオバQを遠くに見据え、微笑んでいました。

その時はまだ私も笑えていましたが、

毎日朝、私のところに近寄ってきて「おはよう」とオバQが甘えたような声で、

少し身体をくっつけてもくるようになり

怖くなってきていました。

悪夢としか、いいようがありませんでした。

しかも当時まだ二十歳ですよ私。

これが同世代の可愛い子ならまだしも、親と同世代のババアときたら

そんな状況が続いていたある日、

いつも通りに汗をかき、半袖になって作業をしていると、

先輩がいなくなった隙きを見計らい

ババアがやって来ました。

愛想笑いする私。

対する

胸キュンぶりっ子ニコニコおばけ。

「Tシャツ欲しい」

超怖いです。こんなこと突然ババアに言われたら。

「あげられるような綺麗なTシャツないんだよね」

振り絞って断ったつもりですが

通用しません。

「大丈夫。今日着てるやつ。洗わないでそのまま欲しいの。」

変態確定

旦那、子供いて、何言ってんだ?

返す言葉を失ってたら

先輩が戻ってきました。

ババアも持ち場に戻っていきました。

「何?楽しそうだな(笑)」

先輩は他人事を、とても楽しんでいました。

マスクマン

その日の天気予報は1日晴れだったのですが、

丁度仕事が終わる時間位に雨が降り始め、

傘がないと濡れてしまうほどでした。

皆、傘を持ってきてなかったので、とりあえず雨が止むのを待っていましたが、

止みません。

「コンビニの袋もってない?」

ババアです。

「袋で雨具作れるんだよ」

そう言うと自分でもっていたコンビニ袋をバッグから取り出し、

皆に簡易雨具の作り方を教え始めました。

「ここをこうやって、こ、うする、と」

ババアはコンビニ袋に二つ穴を開け、

かぶりました。

しっかり目の位置に穴が空いています。

みんな一斉に爆笑しました。

「これをかぶると、あんまり濡れないんだよ」

ババアはマジでした。

本気でやっていて、本気で皆に教えようとしていました。

要があるからと、袋を被った状態で帰宅ラッシュの街の中へ向かって行きます。

皆は2階の窓から、ババアが会社から出ていくのを見逃すまいと、注視していました。

一分もしない内に、ババアが走って出てきました。

袋を被り、袋が脱げないように

手持ちの部分を両手でしっかり抑えていました。

そんな変質者が建物から飛び出してくるのです。

普通じゃ考えられない状況でした。

女性社員は普段仲が良いだけに複雑な表情を浮かべていました。

そんな中、先輩と私は大爆笑しました。

告白とセーターとエロ本

12月24日 クリスマスイブ

朝からまたババアがプレゼントなんかもって来そうで、

ブルブル震えていました。

先輩ともそんなことを話していると、

ババアが出勤してきましたが、

いつも通り、妙に身体を近づけての

おはよう」だけですみました。

何もないんだぁ、残念。と先輩は

笑っていましたが、

私は胸をなでおろしました。

しかし、そんな簡単にクリスマスイブが過ぎるはずはありませんでした。

仕事が終わり、17:30 当時の彼女(今の妻)との約束があるので

急いで帰ろうとした時でした。

目の前にいる先輩の表情が変わりました。

真後ろに気配を感じ、振り返ると

超至近距離にババアがいつもより真っ白な厚化粧で真っ赤な口紅をぬりたくった顔で

にや〜、と微笑んでいました。

しかも赤のミニスカートでした。

仕事中には絶対にこんな格好はしていなかったので、

終業間際に急いで衣装チェンジをしたのでしょう。

私と先輩は勿論、近くにいた従業員の空気が一瞬で張り詰めました。

この場には異様過ぎて怖いのです。

「メリークリスマス」

と言って私にクリスマスらしいデザインの

おそらくプレゼントが入っているであろう、

袋を渡してきました。押し付けてきました。

反射で受け取ってしまいました。

そして、中身も見てと言ってきました。

恐る恐る袋を覗き込むと、中には

セーターと雑誌がありました。

私が躊躇しながらどうしていいかわからず、

フリーズしていると、

ババアが袋からセーターを取り出し、

広げて私にデザインを見せてきました。

何とおぞましい事でしょう、

手編みのセーターでした。

真ん中には私の名前とハートが刺繍されていました。

味わったことのない、恐怖と吐き気をもよおしたのと同時に、、

「おい!クソババア!調子乗ってんじゃねーぞ!」

「うんこみてーな顔して、オバQみたいな化粧してよぉ」

「挙げ句にこんなキモいセーター、誰が喜ぶんだよ?あ?キモイだけだろ」

「旦那、子供に報告してやろうか?いままでのキモい行動を!」

と怒鳴り散らしてセーターと袋を床に叩きつけました。

周りも何があったんだ?と注目していました。

いつも静かにしていた私の変貌ぶりに

先輩もキョトンとしていました。

投げ散らかったセーター達。

袋から投げ出された雑誌はエロ本でした。

最低なプレゼントですよね。

ババアはそれらを拾い上げ、

側にあったゴミ箱に怒りのままに凄い勢いで

投げ捨てました。

そしてそのまま、表情が消え、石のような顔をして帰っていきました。

先輩はゴミ箱からエロ本を拾い上げ、

これ貰っていい?と聞いてきたので、

俺のじゃないし、捨ててあるんで、持って帰っていいと思いますよ、

と言いました。

「ありがとう」と言って先輩はエロ本を持って帰りました。

私は私で、ようやく言いたい事が言えてスッキリし、

これから彼女とクリスマスだー!と

嬉しくなったのを覚えています。

最後の抵抗

翌日からババアの態度は急変しました。

当然ですよね。

石の様に無表情。

化粧もしなくなりました。

本来あるべく姿に戻ったのです。

今度は180度感情も変わり、

私を恨んでいるようでした。

根も葉もないうわさを流そうとしたり、

工場長には何度も私のことを悪く言う様な事を言い出し、相談と称して

面談をするなかで散々私の悪口を言ってたらいです。

しかし、工場長も周りのみんなもどちらが正しくて、どちらが異常者かは

既に分かっていますから

ババアはそんなこともあり、周囲から避けられ始め自ら居場所を無くし、退職していきました。

晴れてババアの呪縛から開放された瞬間でした。

今日は、前職でオバサンに好かれて苦労した話をしました。

皆さんも異性との付き合いは慎重に!

いつ誰がモンスターになるかはわかりまへんよ!

それでは今日も工場に向かいましょう!!



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