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食品工場 きついよ
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愛妻、二児の父。番犬。
ギター好き。宅建士。2級FP。工場長。
仕事の記事、おふざけ多め。
優しい人たちと仲良くなりたい。

食品工場に来たサイコパス

こんにちは!

本日は7年前にやって来て3ヶ月で去った、

サイコパスについての話です。

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目次

バンド崩れがやって来て

常に欠員多数。

従業員募集中の私の働いている食品工場には、

とにかく色々なジャンルの人が入社します。

その中でも過去最狂の名を牛耳る男

そいつの名前は

「中井」

彼は一人暮らしをしていてl

バンドで売れるために東京に来ました。

大好きで憧れているバンドは

BUCK-TICK

今の若い人達は知らないかもね。

中井は当時34歳。独身。サイコパス。

入社初日

昼になり、昼食の時間。

入社10年になるベテラン社員新井君が、

「俺の仕出し弁当がありません。」

と、困っていました。

中井は自分で注文していない仕出し弁当を完食していました。

教育担当者にお弁当のルールを教わりましたが、

翌日も新井君の仕出し弁当を食べました。

そして新井君に激しく怒られました。

その翌日は新井君の近くでお昼ご飯を食べたくない と言って、

ロッカーで新井君の仕出し弁当を食べました。

呆れ果てた新井君は翌日から昼食をカップラーメンに変え、

自分のロッカーに保管することにしました。

流石に私も中井に呆れ、入社3日目にして会議室に呼び出し、注意することにしました。

なぜ、毎日他人の弁当を食べてしまうのか。

「早い者勝ちじゃないんですか?」

「毎日新井さんはお昼が最後で弁当取れないからって新人の俺に八つ当たりするんです。」

弁当のことはしっかりと何度も説明はしてあるはずですが、

全く頭にはいっていないようです。

一応、もう一度弁当の頼み方を改めて説明しましが。

なぜか、納得していませんでした。

パートへの告白

一週間後、42歳の女性パートに仕事中、突然告白を始めました。

「いつも俺のこと見てくるから俺の事好きでしょ?」

「俺とご飯でも行こうよ、付き合おうよ俺たち。」

パートが私の所へダッシュで来ました。

「あのひと頭おかしいんですけど、、怖くて、」

そりゃそうですよね。

また中井を呼び出しです。

仕事中に告白するな、と

作業が止まってしまうでしょ、と。

中井はその日の仕事終わりに

会社の外で待ち伏せして告白して見事に振られました。

そのパートは旦那も子供もいます。

中井はそれを知った上で告白しています。

しかも入社数日で。

強心臓ですよね。

BUCK-TICKの楽譜

中井はBUCK-TICKの話をすると

テンションがバク上げしました。

私の本棚には高校生の頃、コピーしていたBUCK-TICKのバンドスコアブックがありました。

「それ見たことないので貸してくれませんか〜」

今でも君のそばにBUCK-TICKの楽譜ありますか?

中井は私が貸したBUCK-TICKのスコアを返さずにやめていきました。

殺人予告

昼休み、事務所に興奮した中井がやってきました。

「課長!(当時の私)俺、あいつらぶっ殺していいですか!?」

私は焼きそばを食べていた手を止め、

「何かあったの?」

「あいつら俺の悪口言ってんすよ!」

「もう、ぶっ殺してきます!」

手には長めのプラスドライバーが握られています。

なぜプラスなんだ?中井、マイナスだろ武器にするなら。

しかも使い込んでるから、先が少し丸くなってるよ。

今頃工場の人間が無くなったプラスドライバーを探しているだろう……

「もう今からやりますよ!」

中井が更にヒートアップしてきたので、事務所の人は避難させました。

「少し外の風あびるぞ、こえーからドライバー置いてけよ。」

「あ、はい。課長の事は刺しませんよ」

俺以外も刺すなよ……

当時の工場長と次長も避難してしまいました。

酷いですよねw

殺人ほのめかしてる従業員が今、この場所にいるのに、部下の私に丸投げで任せて、

逃げちゃうんですよ?

もし、私が中井を説得出来なかったら、誰か刺されるかもしれないのに。

桜の下でサヨウナラ

昼、快晴、春、

外は桜が満開でした。

あえて、絵になる桜の木の下で話をしようと思いました。

よく、昔から桜の木の下に死体がうまってるとか、いうじゃないですか?。

なので今から人を殺すと言っている中井と話をするには丁度いいなと、思いました。

「何があったの?」

「あいつら皆、俺の事バカにするんですよ!」

「まじで、舐めてますよ!」

「何て言われたの?」

「言われては無いっすけど、、」

言われてない?

「言われてないの?誰かに何か言われたんじゃないの?」

「誰にも言われてないです。でも、絶対バカにしてんすよ!あいつらマジ、ぶっ殺します!」

「言われてないのに、なんでそこまで怒ってるの?」

「いや!絶対裏で言ってんすよ!」

「パート殺します。」

退場〜〜。

話になりませんでした。

悪口を言われていない、悪口を聞いたわけでもない、自分の事を話していたという噂話も聞いたわけでもないない。

思い込み。妄想。

中井には見張りを1人付け、社長と相談しました。

中井にはすぐに辞めてもらう事に納得してもらいました。

当然労基法に則り、金銭を支払う事になりました。

食品工場での安心、安全は当たり前ですが、

こういった殺人の危険性を感じたのは初めてでした。

とにかく、死者が出なくて良かったです。

念の為、中井の退職から1ヶ月間はパートの出勤時間に社員が警備することになりました。

中井には見えない経費が掛かってしまいました。

しかし、何よりも怪我人、死人、犯罪者、被害者が出なくて、ほっとしました。

あれから7年経ちました。

どこかで中井の被害者が生まれていない事を祈るばかりです。

それでは、。



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