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こんにちは!
食品工場(@bla9factory)です!
今回は万年係長が出世できない理由について
考えていきたいと思います!
工場長
工場勤務21年 HACCP指導員
無能な上司っていませんか?
「なんであの人は仕事ができないのに係長になれたんだろう?」
「あの人を係長に任命した人も多分無能なんだろうな」
こんなこと思ったことありませんか?
このような上司が無能と思われる状況ってどこの会社でもあります。
むしろ部下全員が認める上司なんてのはホント数少ないと思います。
そこで今回は万年係長がその場に留まってしまう理由、原因を解明します。
上司が無能で困っている方。
係長にはなったもののうまく仕事が進んでいない方。
ぜひ、参考にしてください!
能力の限界で係長止まり
誰しもが出世できるわけではないので当然ですが各々自分の能力の限界のところで昇進が止まります。
なので!
- 平社員=主任になれない人
- 主任=係長になれない人
- 係長=課長になれない人
- 課長=部長になれない人
このような状況になってしまっています。
これが上司が「無能」にみえてしまう原因です。
課長になれない係長は、係長の仕事で合格点が取れていないのです。
だから、悩んだり考えたり、試行錯誤しながら主任や一般社員に指示を出したりしています。
悩んだり、係長が課長から注意ばかり受けていたら主任や一般社員は「係長は仕事ができない人」という認識をしてしまいます。
上司がもしその役職で合格点を取れていればとっくに出世しているはず。
本人は悩んで、考えて、学んで色々試すけど向き不向きもあるし、特に係長になると現場を離れた仕事も始まったりして
新しい環境、仕事にどうしても慣れることができない人は数多く見受けられます。
完全な現場向きの人が出世して、デスクワークになり、現場にいたときの覇気がなくなり仕事の質も今ひとつ。でも現場レベルは合格していて次の後輩で現場を管理できる人材を作らなければいけないのでそのまま居座るわけにもいかず、
得意ではない係長という場に留まるしかない状況。
これが万年係長が存在するプロセス。
昇進が止まった人は少なからず
現在の仕事を十分にはこなせていない。
今いる位置がほぼ能力の限界。
限界の場所に留まるしかないので
心も身体も悲鳴を上げ始める。
能力の限界に気がつけない
自分を仕事ができない人だと初めから思ってる人は少ない。
大体の人は自分は仕事ができるタイプだと思っている。
万年係長の中には仕事のミスを出し続けても自分に責任があることに気がつけなかったり、原因に起因する事が自分であることに気がつけていない人も多い。
組織の悪いところが顕著に出やすいのがここで部下のミスを自分ごととして受け止めることができなかったり、
部下がミスをしようとも、そのままにてして自分が対応しなければならない任務にも気がつけない。
そうすると部下も育たず、また同じミスを繰り返すようになる。
それを改善すべきこととして認識すること、部下を育てることを意識できないと
部下のミスと同時に係長自身の評価もさげることになる。
後輩にやらせてばかりであまり仕事を覚えてこなかった
係長になると仕事がごまかせなくなります。
パート、一般社員、主任の仕事のミスも上司として自分のミスとして考えなければならなくなるからです。
完全に係長の段階からは個の仕事ではなくなります。
組織としての連帯責任を持ち、連帯責任の意味を部下に少しずつ自分がわかり始めた範囲で良いので伝達していかなければなりません。
そうすると
自分の仕事のミスを部下の責任にすることが難しくなります。
もともと部下や後輩の責任にして逃げているような人でなければ関係ありませんが、私が見てきた中では係長になると
急に仕事のパフォーマンスが著しく低下してしまう人を何人も見てきました。
今まで嫌な仕事を後輩にやらせて自分でやってこなかったりすると係長になりごまかせなくなり上司に本当の実力がバレていき、信用をなくし、ようやく今まで後輩にやらせていた仕事を自分で仕事をこなそうとしますが
時すでに遅しで、今更、本来覚えているべき仕事をピッチを上げて覚えようとしても部下の仕事を奪うことにもなってしまい、うまくいきません。
そういった小さなところからストレスも感じるようになり
今までやってこなかった分、部下の管理もできず、頼りにされずに病んでいきます。
本来は係長の役職あたりから仕事の見え方も変わっていき楽しくなっていくポジションでもあります。
工場側の代表としての意見を求められたり、ある程度の判断を任せられたりと責任も重くなっていくのとともに、
自由に判断していい範囲も広がっていきます。
人によっては仕事を楽しく感じることができるポジションでもあります。
自由度が増えていくことの楽しさを判断することの恐怖、自分の責任で決定する恐怖に変えてしまうのは
今までの自分の仕事のやり方が間違っていた結果です。
今まで「責任」から逃れていた結果です。
後輩につまらない仕事ばかり押し付けているといつしか仕事に対する知識量が足りなくなっていき、自滅していくことになります。
嘘をついて自分の評価を上げてきた人
嘘をついても心が傷まない人がいます。嘘の大小が人とズレている人がいます。
簡単に嘘をつけてしまう人、今まで嘘を多様してきた人は、嘘を簡単に言えるようにな体質になっています。
普段正直な人と「嘘」の基準が大きく異なるため本人にとっては小さくてどうでもいい嘘のはずが受け手にはそこそこ問題のある内容だったりして不信感を抱かれてしまうことはよくあります。
自分の評価を上げるために嘘をついてきた人は嘘をつけない状況になると逃げ場がなくなってしまいます。
今までは仕事でミスをしてしまったら隠すか、後輩の責任にする、とういう手段だったのが隠した物や事象が上司に見つからなくても、隠した事が原因で被害が拡大したら現場で代表的な係長が最終的には一番責任を感じることになるのです。
言い訳も、嘘もいえない状況の中、
生きづらさに気が付き段々と元気がなくなっていくでしょう。
限界以上にがんばっていずれ鬱になる 今のままで大丈夫なんですよ
自分の評価が落ちていることに気がつけない。
そうすると仕事も出世も思ったように進まなくなり、
限界にうすうす気がついてはいるけど頑張って乗り越えようとして、またがんばり、もがき、それでも能力が追いつかずに
気がつけば病んでしまっている状態になっていまいます。
係長まで出世したのだから一旦冷静になって、自分の向き不向きをよく考えて身体も心も無理しないようにしましょう。
あまりにもうまくいってなかったり、無理していたら仕事が自分に合ってないのかもしれません。
今のポジションの仕事をしっかり全うできれば、すでに会社では十分な戦力です。
無理して上を目指す必要なんかない。十分あなたはやれている。
十分、会社に必要な人材なんですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は万年係長はなぜその先へ進んでいけないのかを考えてみました。
係長から先へ昇進できない理由はやはり過去の仕事から始まり、今日までの考え方や働き方にあることがわかります。
仕事のミスを部下や後輩の責任にするような人に出世されても困りますよね。
万年係長。
係長になれただけでも幸せですね。
今の仕事の結果は必ず将来に反映されます。
いつでも正直に誠実に仕事をしていきましょう
それでは!