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食品工場 きついよ
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愛妻、二児の父。番犬。
ギター好き。宅建士。2級FP。工場長。
仕事の記事、おふざけ多め。
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食品工場 きつい 辞めたい 20年の道のり 続けている理由はしょうもなかった。

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なぜ20年以上も食品工場にいるのか?

世間では食品工場はきつい、地獄、やめとけ、と言われながら

ごく少数でも叩き上げで20年以上も食品工場で働いている人もいます。

なんでなんでしょうか?

自分でも分かってるようで核心はつけていないので

この記事とともに解明していきたいと思います。

20年の権威性、みなさんに伝われば幸いです。

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目次

食品工場に就職する理由

20年前になるんですね。20年、長いね。

一つのところにいる年数としては長い。

将来なんて考えてなかったんで、いまだにこの会社にいるなんて

全く想像してませんでしたよ。

正直、相変わらず愛社精神が微塵も育っていないこの心情は

どうも今となってもこの会社を全く好きになれていないんですね。

自分事ながら寂しいことです。

ここまで好きでもないことを続けるって、、、

普通に、冷静に考えて異常者ですよね。

なんでこの会社にしたのか

当時考えていたことは、

楽で頭つかわずに人とも関わらず淡々と仕事して残業なしで帰りたい。

これが全て。

先輩後輩、数多くの人が辞めっていったのに辞めなかった理由

学歴なく、何のやる気もなく入った会社。

自分の周りも働いているからとにかく働いていないと

不安になっていた。

だからとにかく楽な仕事が良いいなと思っていた。

やりたい仕事なんてないから…

入社して1日、2日で社員の動きとか、直接話をする中で

この会社ってほんとレベル低いなぁと感じて、

長くいれば絶対に一番上になれる、と根拠なき確信をもちました。

それからは出世が目標なりました。

そこから13年で工場長になった。

工場ってほんと見下されるんですよ。悲しいくらいにね。

結局仕事って出世してマネジメント業務に代わっていけばどんな仕事でも

やることはほとんど同じなんですけどね。

それが大企業だと給料よくて、中小零細は給料が安いということ。

だから同一労働同一賃金なんてよく言ったものですね。

上場企業相手にそこの担当者と何日も顔合わせて仕事することもあるけど、

仕事の運び方とか問題の処理能力は上場企業の課長より、

うちの係長のほうが実力あるよ。

給料は倍以上違いますけどね。

だから自分の子供にはある程度いい学校に行って

いい会社は入れる切符くらいは手にしておきなと言いますね。

世の中扱う物だけ違くて同じような仕事してるのに会社の規模だけで給料が

雲泥の差になってますから。

まったく説得力なくて嫁はひいてますよ。よく、そんなえらそうな事言えるよね?って。

結局のとこ何でここまで仕事続いてるのか?

作業としてやりたい仕事がないなら他の職種にしても意味がない。

給料は下がるだけ。

今は管理職でストレスがあまりないし、今から他行って

ストレスの極力少ない管理職にたどり着くのは中小零細はかなり難しい。

中小企業はほとんど家族経営だから

経営者の感情や判断で出世が決まるのでその考えにハマるか自らハマっていかないと

評価されないし出世もない。今はハマってるから問題ない。

ちょっとのストレスだけでそれをまた一からやる意味も気力もない。

経営者とも仲良くやれているし

ようは今の生活である程度満足できてしまっているってことですね。

日々愚痴をこぼしながらも、自分も嫁も。

工場が底辺だと言われるゆえん

なんで20年も続いているのかを考えた結果、

周りが次々に起こす底辺さ漂う出来事をあまり重く受け止めずに

やり過ごせたからだと思いました。

それは目の前の問題のこと。

将来について、このままこの道を進んでいった先を結末を全く考えていないから

その時点で動いていないんですね。

これが一番の理由。

考えないという楽を選択していたから。

仲間へのいじめ

入社初日から 「いじめ」 まではいかないくらいの、「からかう」とでもいうのでしょうか、

そんなレベルの事が頻繁に行われていました。

例えば

からかう対象の相手を少し離れた場所から3人で指さして笑い続けるとか、

相手がトイレに入れば片方のスリッパを見えるように近くにあるゴミ箱にひっかけて、

トイレから出てきてどんなリアクションするか少し離れた場所から覗き見ている。とか

毎日やっていた。37歳時期主任候補が36歳に。

入社当初はこんなレベルの会社でした。

パートへのいじめ

いじめは社員へだけではありませんでした。

37歳の男性社員はパート数人にも幼稚ないじめをしていました。

50歳くらいの汗かきなパートがいて、

その人と距離が近くなると、

またイジメ3人組で

うわー!おばけー!汗きも〜」

と言って工場内をダッシュ!

うわー!オバケー!ギャハハハ〜

て、逃げ回っていた。ホントどうしようもないアホ共だった。

当然3人全員とっくに退職している。

でもこの内の一人は元工場長。

誰が人選したのやら…

帰ってこない先輩

給料日のお昼休みだけ午後1時になっても工場に戻ってない先輩がいた。

その人は銀行ATMに行って給料を下ろしていた。会社からは少し距離があって

毎月、毎月午後の仕事に遅れていた。

ある日、一人の先輩がそいつに軽く注意をしていた。

そのあと「なんの為にこんなに人いるんだよ!」と怒っていた。

少なくともあなたの銀行のために雇われている人はいない。

また底辺にいる事を再認識した日でした。

誰もやらないから自分でやる

ある程度のやるべき仕事は決まっていたけど、

しっかりと担当が決まっていない作業が多くあった。

その作業は暗黙の了解で「自分の仕事が終わった人がやる」ことになっていた。

当然、この腐った環境のこの先輩たちがやるわけない。

ほとんど俺一人でやっていた。

先輩たちは自分が先に仕事が終わることがないように周りを見ながら遅く遅く、仕事をしていた。

そんな人間には絶対なりたくないから来る日も来る日も意地になって

翌日の材料、資材の出し入れを内心キレそうになりながら絶対にサボらずにやった。

だから早く出世できたんだとは思うけど。

あれはもう20年近く前、ホントこの会社は腐りきっていたなと思う。

当時サボってた先輩達は全員いない。

私が出世していく中で規律を厳しくしていき、サボれない環境になって

腐った人間は自然消滅するようになった。

全員10歳は年上だった。文句を言ってくる人もいたけど言ってることが滅茶苦茶だった。

こっちはただ正論をいうだけで数か月後には辞めていった。

腐りきったら治らない。腐りきる前に処置しないといけない。腐らないように教育しないといけない。

痰を吐く同期

私の2か月後に入った2歳年上の矢野さんは当時で言うKY(空気読めない)で、

なぜか周りから怖がられていた。

矢野は仕事中、痰を吐いた。食品工場の排水溝に……

先輩たちは見て見ぬふりをする。10こも年下が怖いのだ。

しかも痰を吐くときに凄くでかい音で鼻と喉を鳴らす、

お!!

工場内に鳴り響くからみんながみんな矢野が痰を吐くことが分かる。

年下だけど、先輩の私は注意することにした。

「矢野さん、食品工場で痰を吐いたらダメですよ。」

「あ、そうですね^^;」

その日から矢野さんは痰を吐かなくなりました。

工場は出世すると体力を使わなくなる

食品工場はきついです。とにかく体力も精神も忍耐力ないと続きません。

鬱になる人も非常に多いです。

工場はまず耐えることから始まります。

3年耐えてようやく頭つかう仕事与えられてデスクでの仕事が増え始め、

肉体的疲労から徐々に解放されていきます。

だから入社から3年間が一番きつかったです。

工場の仕事から事務職へ移ってくると

デスクでの書類、パソコン、外部との電話等と

工場の仕事とは全く違ってきますが、

これらの仕事がでこなせる人は徐々に体力系の仕事が減っていき、

体力的な余裕が出てきます。

これもこの仕事が続いている大きな要因だと思います。そこそこラクになる。

時間はある~家族~

入社当時は残業がかなり多い会社でしたが、

単純に時間に対しての仕事の量がうまく計算できていないだけでした。

そこも出世していく中でうまく口をはさみながら改善していき、

今はほぼ残業時間を0にすることができています。

平日に定時に帰れると家族とご飯を食べられます。

子供と遊べます。嫁と多く会話ができます。趣味も楽しむことが出来ます。

毎日定時で帰れる環境。これも今の食品工場を長く続けられている理由ですね。

まとめ

なぜ、食品工場を続けているのかを考えてみる中で

過去の自分を思い出してみると、資格を取ったりしながら辞めるタイミングを考えている中で

辞めるタイミングを失い、

そうこうしているうちに多少はこの工場にいることのメリットが思いつくようになったから

続いている。ということが分かりました。そんなものです。

特にやりたいこともなく、燃えるものも特にない。

でも現状を変えたいという漠然とした気持ちは常にある。

正直、食品工場も中小零細企業であればどこも似たようなものじゃないでしょうか。

これが本音。

改めて思いました……ブログ頑張ります。

それでは工場に戻ります。

低費用で確実な退職代行【退職代行ガーディアン】

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