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食品工場 きついよ
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食品業界はハサップハサップ言うてますけど、流行語大賞にでもなったんですか?

食品工場勤務の皆さんこんにちは!

HACCPやってますか?

食品業界でここ数年で「ハサップ」という言葉を何度も耳にするようになったかと

思います。

ハサップがよくわからない、これから勉強していく、という人向けにとにかくわかり易く解説していきます。

HACCP義務化猶予期間の1年も過ぎ去り、

2021年6月からは

完全義務化となっております!

法的義務なので食品を扱う業種は、全てが導入していなければなりません。

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目次

HACCPてなんなん!?

まず、ハサップを構築するする上で欠かせない事があります。

それが一般衛生管理です。

https://shiratama55.net/haccp/

一般衛生管理はハサップの土台となる部分であり、

一般衛生管理を徹底しておかないと

ハサップを構築することはできません。

ハサップ構築において、まず最初に手を付けることは一般衛生管理ということになります。

これは施設内、外で、食品に少しでも影響があると思われる場所の

清掃頻度、清掃方法を考えて、決め、必要な場所には

チェックシートを備え付け、確認を徹底しなければなりません。

ハサップは2種類ある

それではハサップを導入しよう!て思い立ったところで気をつけてください。

会社の大きさによって導入するハサップは

一般企業向けと、小規模事業者向けの2種類があるので、

小規模事業者に該当する場合は、そちらのほうが、簡単に出来ているので

わざわざ、難しい一般企業向けを導入すり必要はありません。

行政機関の説明でハサップ2種類とは、

1 ハサップに基づく衛生管理

2 ハサップの考え方を取り入れた衛生管理

と、なっています。

分かりづらいですよね。2つが似すぎている。

もっと単純にわかり易く出来ないものか?

端的にいうと

  • 1は大企業
  • 2 中小企業、従業員50人未満

こういう事です。単純に。

従業員が50人以上か未満か。

1の大企業では、ハサップ完全版を運営していきます。

2の中小企業(小規模事業者)はハサップ簡単バージョンで大丈夫です。

ということです。

ちなみにハサップでは この上記2 を小規模事業者と呼んでいます。ヨロシク!

結局HACCPってなんなの!?とお思いの事だと思います。

まず、読み方ですが、

ハサップ と読みます。

義務化に決まってから厚生労働省が読み方を

「ハサップ」に統一していて他の行政機関も一律で統一しています。

それまでは、「ハセップ」読みが主流でした。

中にはハシップと言う人もおりました。

色々な食品業界の人と話をしていると、

年代別によってHACCPの読み方が変わっているような感じがします。

  • 〜30歳      ハサップ
  • 30歳〜60歳   ハセップ
  • 60歳〜     ハシップ

ハシップはなんか響きがダサすぎますね。

  • アメリカのアポロ計画から始まった。

1960年代アメリカが月面上陸を目指し、宇宙に飛びたっていた。

宇宙にいても食事は当然必要です。

そして、もし宇宙で食中毒を起こしてしまったら

十分な医療処置は不可能です。

そこで、その機内食の安全性を最大限に考えて

食品の取り扱いのルールを决めた事が

HACCPの始まりでした!

国際的にも義務化は進んでおり

アメリカは1997年、

韓国では2012年に義務化されています。

日本は2021年6月に義務化に至りましたが、

世界から見て遅れた理由として、

元々、日本人は衛生管理を細かくやっていて、

ハサップを導入させる程、雑なレベルではなかったからではないか、と言われています。

几帳面の右ならえ精神ですからね。

  • HACCPは5つの頭文字から成り立っている

H ハザード 危害

A アナリシス 分析

C クリティカル 重要

C コントロール  管理

P ポイント   点

危害を分析して、重要管理点でその危害を取り除くというシステムです。

ハサップ以前、以後で食品の取り扱いがどう変わるのか?

食品工場で考えてみると、ハサップ義務化以前は

製造する材料の納品から加工、検査、出荷、の流れでした。

どういうことかと言うと、ハサップ導入前の工場では

製造された商品に異常がないかの検査、確認は、加工した後、出荷の手前くらいで行なっていましたが、

ハサップ導入後では、材料納品の段階から

各工程での必要な検査、確認をしていきます。

こうする事により、最終製品で、より安全な物が出来上がります。

  • 何の検査をして、何をチェックする?

食品での危害は3種類に分類されます。

  • 1 生物 病原微生物です。大腸菌、サルモネラ菌等
  • 2 物理 金属片、異物
  • 3 化学 残留農薬、洗剤

このそれぞれの危害がないかを、各製造工程の中で確認していきます。

危害をどのように確認するのか

ハサップを構築する上では、

7手順12原則というものが定められていて、

基本的には1手順目から順番に作成していけば、問題なく全ての危害が排除できます。

ハサップ構築とは、

一般衛生管理とハサップの2つを完成させて

はじめてハサップシステムの運用がはじまるのです。

長くて疲れましたね

今回はこれくらいで、工場に戻りましょう!

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