- CFD、FX(外国為替証拠金取引)とはなにか
- 為替
- 通貨
- レバレッジ
- 証拠金取引
昨今、投資について金融教育も含め世の中の動きが活発化してきておりますが、みなさんは投資についていかがお考えでしょうか?
何かしら初めなきゃいけないのはわかるけど何からやればいいのかわからない人もいると思います。
初めはシンプルで雑誌の掲載も圧倒的に多い現物株か投資信託から始める人が大半かと思いますが、銀行で買おうものなら
手数料をゴッソリ取られるので要注意してくださいね。というより銀行なんかで買わないでくださいね。
SBI,GMO、楽天証券、DMM等のオンライン型の証券会社は圧倒的に手数料が安いので。おすすめです。
ですが、今回はおすすめ証券会社の記事ではありません。
CFD,FXから金融取引を始める場合はしっかり学んでからにしてください。禿げますよ、という記事です。
とにかくCFDの怖さ、証拠金取引の恐怖は知っておいてください。
メチャメチャ面白いんです。ハマるんですゲームのように。
でも気がついたら泣くほど負けたんですよ私は。
私は二年前にCFDにのめり込み過ぎて円形脱毛症になってしまった過去があります。(笑って)
それから2年間病院に通いました。(笑っていいよ令和だけど)
そこで今回はCFD、FXとはなにかの初心者がわかりやすいように解説しました。
FX(外国為替証拠金取引)とはなにか?

FXは「Foreign Exchange」略です。
通貨の売買をして差額の利益を獲得するための取引です。
取引でレバレッジを利かせることで少額で持ち金の何倍もの金額を動かすことができるのが特徴であり、魅力ともなっています。証拠金を担保することで何倍もの取引をすることが可能となっています。
レバレッジと証拠金については後ほど解説いたします。
まずは為替と通貨について理解しましょう。
為替




現在通貨は多くの国が変動相場制を採用しており常に相場が変動しています。
例えば上記図解のように
1ドル100円の時に100円で1ドル買い、
1ドル105円になった時に1ドル売れば5円増えたことになります。(円安ドル高)
※数字上は円が高くなっていますが、円の価値が下がっている状態です。
通貨
世界には数多くの通貨(お金)が使われています。
流通量順上位5位まで表にしてみました。
国名 | 通貨名 | 通貨略称 | 流通量 |
アメリカ | ドル | USD | 43.8% |
EU | ユーロ | EUR | 15.6% |
日本 | 円 | JPY | 10.8% |
イギリス | ポンド | GBP | 6.4% |
オーストラリア | オーストラリアドル | AUD | 3.5% |
世界で現在180通貨ある中での流通量上位5カ国です。圧倒的流通量のアメリカは世界の約44%を占めています。
大変健闘しているのが我が国日本!世界3位に入っているんです!流通量は約11%となっておりアメリカと比べると少なく感じるかもしれませんが、アメリカが基軸通貨であることを考えれば納得のいくところではないでしょうか。
※基軸通貨=国際金融取引で基準として採用されている通貨
業者により取り扱いの通貨が決められていて、FXはすべての国の通貨を扱えるわけではありません。
証拠金取引とは




証拠金取引とはCFDのことを言います。
CFDとはContract (契約) for difference(差異) の略称となっています。
FXは日本ではとても知られた金融取引ですが、CFDの中の一つのジャンルです。




レバレッジと証拠金
レバレッジ(てこ)
証拠金取引の一番の魅力は少額で大きなお金を動かすこと(レバレッジ)ができることです。
※レバレッジ=てこ
FXでは最大で25倍ものレバレッジを利かせることができます。
FXが日本で解禁されたときはレバレッジが400倍までOKでした。
当然破産者が続出し早々にレバレッジに規制がかかりました。




4万円あれば100万円のお金を動かして取引ができるのです。
そしてその100万円から出る利益(差金)が持ち金へ反映されるのです。
これを差金決済取引といいます。
差金決済取引:実際の現物商品を使わずに売買で生ずる差金だけを決済する取引。証拠金を預け、レバレッジを掛けて取引を行う。
例
4万円でレバレッジを最大の25倍にした場合
100万円を動かすことになるので、1%上昇すれば1万円の利益が発生します。(買いで入った場合)
資産が5万円に増えました。嬉しいですね。
逆の場合、もし1%下落すれば1万円の損益が発生します。
資産が3万円に減りました。メタクソ悔しいですね。4万円が3万円に減ったということは25%も減ってしまったということです。これがレバレッジの怖さです。
FXの世界では数%の変動はザラにあるので十分に注意しましょう。
そして、損失が出ても持っている金額よりもマイナスになってしまったら業者も取り立てるのが大変なので
どんなに損失が出ても0円以下になる手前で取引を終了させる必要があります。
そこで必要になってくるものが証拠金のなのです。
証拠金
証拠金とは担保のことです。
FXをするにあたってまず必ず必要なのが証拠金です。
そして必要証拠金はレバレッジによって変わります。
FXで25倍のレバレッジをかける場合は4万円が必要になります。
証拠金維持率
証拠金維持率とは「純資産÷必要証拠金☓100」
ロスカットの判定に有効であり、50%を下回ると強制ロスカットが発動され取引から強制退場となります。
証拠金には必要証拠金と、必要証拠金と余裕資金を合わせた有効証拠金があり、利益が増えれば有効証拠金は増え、利益が減れば有効証拠金は減ります。
損が増えてきた時に有効証拠金が本来必要な必要証拠金額を下回った場合(多くの業者は50%に設定)には強制ロスカットが発動されてしまいます。




まとめ




今回はFX(外国為替証拠金取引)について初心者に最低限必要なことを完結にまとめました。
細かい取り決めは業者によっても多少変わってきますが、証拠金とロスカットのルールについては理解してから取引を始めましょう。
FXついては経済の専門家も「ゲーム」と言っているくらいで本来の「投資」とは少し距離があるように思えます。
また、有名人の中で言えば与沢翼さんはFXでかなりの利益をだしておりFXを勧めておられますが、ひろゆきさんはFXはギャンブルでありロスカットのルールもあることからおすすめできないと言っておられます。
投資はもしマイナスになっても生活には影響がでないような余裕資金で行っていくのが鉄則です。心にも余裕をもって参加していきましょう。
私はストレスで円形脱毛症ができたことがありますけどね。
それではまた!
2級fp(個人資産相談業務)
食品工場(@bla9factory)でした。