※この記事はブリーフ好きは読まないでください。
元木さんの奥さんが入院しました。
元々持病を抱えていて、ここ最近で悪化してしまい2週間入院することになりました。
35歳。子供はいない、眼鏡、刈上げ、ガンダム好き、F1好き、いつも服装はチェックシャツ、ジーパン、
そんな元木さんの一人暮らし生活が始まりました。
ブリーフ
奥さんが入院したその日から元木さんの生活はガラリと変わりました。
まず米を炊けません。炊飯器の使い方がわからないのです。
洗濯もできません。洗濯機の使い方もわからないのでした。
ご飯はコンビニか外食で済ませるようなり、特に不自由さも感じていませんでしたが
洗濯はそうもいかないようでした。
当然洗濯をしなければ洗濯物は溜まっていきます。
元木さんはきれい好き。
毎日のシャワーは必須で着替えも絶対。
特に下着を替えないなんてもっての外。
奥さんが入院して1週間ほど経過した頃でした。
いつものように出勤してロッカーで着替えていました。
着替えをしているのは3人。
そこへ元木さんも出勤して着替え始めました。
ファッションはいつもの元木スタイルで上はチェックのシャツ。下はジーパン。
普段通りジーパンを脱いで……




ブ、ブリーフ……
ブリーフ!!




小学校以来リアルブリーフを目の当たりにしていない人間の前で、
5年以上ともに働いてきたトランクス姿しか見たことのない先輩が、
普段通りに着替えを始め、ジーパンを脱ぎ、
前置きなしにブリーフを履いている状況……
当たり前じゃねーからな!!
想像できますか?
リアル笑ってはいけない24時状態。
当のブリーフ張本人、元木はというと当たり前のようにフカフカのブリーフをお披露目しながら着替えを続けている。
俺は一瞬で吹き上げてくる笑いの感情を息を止めて抑え、
吐き出されてしまいそうな空気をほほをパンパンに膨らませることで、かろうじて放出せずに耐えた。
後ろで着替えていた後輩の一人は
「ぶふっ!」
と笑いを少し吐き出してしまった。
TVだったらタイキックものだ。
元木さんはそれにも気付かぬふりをして 全てがいつも通りですよ 的に着替えを続けた。
浜ちゃんばりに突っ込んだろか?
一番遅く着替え始めたはずの元木さんが断トツ一番で着替えを終えた。
やっぱりさ、恥ずかしかったんだろ?
2週間分トランクス買うのは気が引けたんだな元木さん。
そんな一日でスタートした工場も普段通り日中は特に何もなく平凡に仕事を終えた。
家に帰り、飯を食べ風呂に入り、TVを見て寝た。
その日の夜中、突然目がさめて思った
ガバッ!
「なんでブリーフ持ってたんだ?」
それではまた!食品工場(@bla9factory)でした。